アクリルアミドを対象としたCliquid®ソフトウェア用iMethod™アプリケーションVersion 1.0

研究用にのみ使用できます。診断目的での使用はできません。

調理(加熱)済みでんぷん高含有食品中のアクリルアミドの高速定量 

このSCIEX iMethod™アプリケーションをご使用頂くことで、調理(加熱)済みでんぷん高含有食品中の正確な定量が可能となります。

このメソッドには、Phenomenex LUNA 3µm C18(2)カラム(150x3mm)が含まれます。

詳細は資料をご覧ください:アクリルアミドの分析を対象としたiMethod™アプリケーション(PDF)

アクリルアミドを対象としたCliquidソフトウェア用iMethodアプリケーションVersion 1.0|質量分析計・LC-MS/MSシステムのSCIEX

特長

メソッドをダウンロードして、分析したいサンプルを追加すれば準備完了です。

食品検査用iMethod™アプリケーションにより、迅速にLC-MS/MSメソッドをご使用頂くことができ、精密で正確な結果を短時間で生成できます。ラボで検証済みのメソッドをWebまたはCDからCliquid®ソフトウェアにダウンロードしてサンプルを分析するだけで済みます。すべての装置パラメータはインストール時にダウンロードされます。すぐにテストを始めるために必要なすべて(サンプル調製プロトコール、最適化されたMSおよびLCパラメータ、積算パラメータ、レポートテンプレート、ドキュメント)が含まれています。

調理済みでんぷん高含有食品中のアクリルアミドを検出

iMethod™アプリケーションは、食品中のアクリルアミドの検出用メソッドを提供します。アクリルアミドは、国際癌研究機構(IARC)が、「人に対する発がん性が高い可能性のある物質」に分類しています。アクリルアミドの発がん作用は、別の動物実験で実証されています。アクリルアミドがどのように生成するかは完全には分かっていませんが、Tarekeらは(2002)、ジャガイモ、ビーツ、ポテトチップなどのでんぷん高含有食品中でアクリルアミドの濃度が高いことを見いだしています。1

サンプル調製の例は、ミルクとでんぷん高含量食品に関して提供されます。概略を示す実際のプロトコールは、サンプルマトリクスによりますが、ほとんどのサンプルは、単純なホモジネーション、遠心分離、抽出、希釈によって調製されます。アクリルアミドの重水素化した内部標準物質を、サンプル調製時に添加し、サンプルの回収をモニターします。サンプル調製と装置パラメータのさらに詳しい情報は、購入頂いたiMethod™アプリケーションに含まれています。

アクリルアミドの検出用SCIEX iMethod™アプリケーションは、SCIEX 3200と4000シリーズのいずれの装置でも使用可能なように設定されています。

iMethod™ストアで購入可能なiMethod™アプリケーションのリストは、最新のユーザー提供メソッドとSCIEXラボで検証済みメソッドによって常に更新されていますので、最新の進歩をすぐにご利用いただけます。食品分析用の全てのiMethod™アプリケーションは、個別の購入も、臨床研究用の完全なスターターパックソリューションに含めて購入することもできます。

1.Tareke, E. et al.  "Analysis of acrylamide, a carcinogen formed in heated foodstuffs."J Agric Food Chem.August 14, 2002; 50(17):4998–5006.

開発時間の短縮

作業内容iMethod™アプリケーション従来のメソッド開発
試験計画書含まれる数週間–数カ月間
サンプル調製テクニック含まれる(例や参照資料も含まれる)数週間–数カ月間
最適化したMS/MSアクイジションパラメータ含まれる数週間–数カ月間
LC装置パラメータとリテンションタイム含まれる数日間–数週間
積算(定量)パラメータ含まれる数日間
報告書テンプレート含まれる数日間
LC/MS/MSスペクトルライブラリ含まれることがあります。スタンドアローンライブラリも利用可能です。数週間–数カ月間
スタッフへのトレーニング–ソフトウェアシンプルなCliquid®ソフトウェアインターフェイス。トレーニングを追加する必要はありません従来のMSソフトウェアとレビュー手順–数日間
メソッドバリデーション数週間。利用可能なバリデーションテンプレートとサポート数週間–数カ月間
試験開発と導入数週間6–12カ月