エタノールアミン類を対象としたCliquid®ソフトウェア用iMethodアプリケーション Version 1.1

研究用にのみ使用できます。診断目的での使用はできません。

エタノールアミン類は、ナイトロジェンマスタードへの潜在的曝露を測定するバイオマーカーまたは環境マーカーとして使用されてきました。ナイトロジェンマスタード(HN1,HN2,HN3)は不安定なため、その曝露の直接定量は困難です。
エタノールアミン類は、大量に製造され(年間100万トン以上)、幅広く工業用と家庭用双方で使用されています。例えば、農薬の製造、乳化剤、洗剤、殺菌剤、化粧品です。工業排水からのエタノールアミン類の除去や、ナイトロジェンマスタードにヒトと環境がどの程度曝露しているかをモニターするには、定量分析メソッド必須となります。

エタノールアミンの定量の分析メソッドとしては、質量分析検出を用いたクロマトグラフ分離があります。しかし、誘導体化によるガスクロマトグラフィーメソッドでは分析速度に限界があります。また、逆相カラムを用いる液体クロマトグラフィーメソッドでは、保持能と分解能が低いという問題があります。

このiMethod™アプリケーションは、超高性能液体クロマトグラフィータンデム質量分析メソッド(uHPLC/MS/MS)であり、SCIEX 4000 QTRAP®またはAPI 4000™ LC-MS/MSシステムとともに、Dionex UltiMate 3000 Rapid Separation LC system(RSLC)を使用しています。Dionex Acclaim Trinity P1のミックスモードのカラムには、逆相およびカチオン交換保持メカニズムを特徴とし、あらゆる分析対象物について5分以内の保持と分解能を提供します。MS/MSシステムはMRMモードで稼働し、高感度かつ高選択性の検出能を確保しています。

この試験法をどのように使い、結果として何を期待できるかについてさらに知るには、資料をご覧ください:エタノールアミン類を対象としたCliquid®ソフトウェア用iMethod™アプリケーション Version 1.1

エタノールアミン類を対象としたCliquidソフトウェア用iMethodアプリケーション Version 1.1|質量分析計・LC-MS/MSシステムのSCIEX

特長

開発時間の短縮

作業内容iMethodアプリケーション従来のメソッド開発
試験計画書含まれる数週間–数カ月間
サンプル調製テクニック含まれる(例や参照資料も含まれる)数週間–数カ月間
最適化したMS/MSアクイジションパラメータ含まれる数週間–数カ月間
LC装置パラメータとリテンションタイム含まれる数日間–数週間
積算(定量)パラメータ含まれる数日間
報告書テンプレート含まれる数日
LC/MS/MSスペクトルライブラリ含まれることがあります。スタンドアローンライブラリも利用可能です。数週間–数カ月間
スタッフへのトレーニング–ソフトウェアシンプルなCliquid®ソフトウェアインターフェイス。トレーニングを追加する必要はありません従来のMSソフトウェアとレビュー手順–数日間
メソッドバリデーション数週間。利用可能なバリデーションテンプレートとサポート数週間–数カ月間
試験開発と導入数週間6–12カ月