農薬を対象としたCliquid®ソフトウェア用iMethod™ LC-MS/MSライブラリ Version 1.1

研究用にのみ使用できます。診断目的での使用はできません。

農薬の包括的MS/MSスペクトルライブラリを入手 

SCIEX iMethod™の農薬用LC-MS/MSライブラリVersion 1.1には、正負のイオンモード(適切な場合)で3つのコリジョンエネルギーにおける640以上の重要な農薬に関するMS/MSスペクトルが含まれます。コリジョンエネルギースプレッド(CES)と、対応するMRMカタログが化合物当たり最大6つのトランジションとともに提供されます。このライブラリをお客様の現在のメソッドに組み込むか、または農薬スクリーニング用iMethod™アプリケーションとともに使用してください。

システム要件と結果例については、資料をご覧ください。農薬を対象としたCliquid®ソフトウェア用iMethod™ LC-MS/MSライブラリ Version 1.0【英語】

農薬を対象としたCliquidソフトウェア用iMethod LC-MS/MSライブラリ Version 1.1|質量分析計・LC-MS/MSシステムのSCIEX

特長

 

SCIEXの農薬を対象としたiMethod™ LC-MS/MSライブラリ Version 1.1には、野菜または他の食品中のモニターが必要な636種の一般的な農薬とその代謝物に関する情報が含まれています。MRMカタログには、化合物1種類に対して最大3つのトランジションが含まれています。ライブラリ内の各化合物は、3つの異なるコリジョンエネルギー(20eV、35eV、50eV)を使用して取得した各スペクトル、および3つのコリジョンエネルギーすべての合計を表す単一のスペクトルを保持しています。化合物が両方の極性でイオン化する場合、両方のスペクトルも含まれるので、化合物ごとに表示されるスペクトルの合計は最大8つになります。

単独で使用してカスタムスクリーニングや定量メソッドを作成

MRMカタログを使用してメソッドを構築すると、標準物質を再注入してMRMトランジションを最適化する必要がありません。スクリーニングおよび定量メソッドは、MRMトリガーエンハンスプロダクトイオン(EPI)ワークフローおよびQTRAP®システムで使用するために作成可能です。さらに2つ以上のトランジションのレスポンスの比を用いて化合物の確認を行うことで、従来の定量が可能です。後者の手法は、APIトリプルQuad™システムまたはQTRAP®シリーズの装置で実行可能です。ユーザーは、MRMカタログから、対象化合物と、モニターするトランジション数を選択するだけです。選択すると、Cliquid®ソフトウェアによって自動的にデータ取得用メソッドと解析用メソッドが作成されます。

開発時間の短縮

作業内容iMethodアプリケーション従来のメソッド開発
試験計画書含まれる数週間–数カ月間
サンプル調製技術含まれる(例や参照資料も含まれる)数週間–数カ月間
最適化したMS/MSアクイジションパラメータ含まれる数週間–数カ月間
LC装置パラメータとリテンションタイム含まれる数日間–数週間
積算(定量)パラメータ数日間
報告書テンプレート含まれる数日間
LC/MS/MSスペクトルライブラリ含まれることがあります。スタンドアローンライブラリも利用可能です。数週間–数カ月間
スタッフへのトレーニング–ソフトウェアシンプルなCliquid®ソフトウェアインターフェイス。トレーニングを追加する必要はありません従来のMSソフトウェアとレビュー手順–数日間
メソッドバリデーション数週間。利用可能なバリデーションテンプレートとサポート数週間–数カ月間
試験開発と導入数週間6–12 カ月